強迫性障害は、自分でも「考えすぎ」「やりすぎ」と分かっていながら、不安を打ち消すために同じ考えや行動を繰り返してしまう病気です。
「鍵を閉めたはずなのに何度も確認してしまう」「手が汚れている気がして何度も洗ってしまう」「縁起の悪いことを考えてしまい、不安になる」といった症状が代表的です。誰にでも多少の心配や確認はありますが、強迫性障害では、その考えや行動に多くの時間を費やし、仕事や学校、家庭生活に支障が出るほどになることが特徴です。
強迫性障害では、自分の考えや行動が「合理的ではない」「必要以上である」と理解していることが少なくありません。しかし、不安が非常に強いため、自分の意思だけではやめることができず、大きな苦痛を感じます。
発症年齢は10代後半から30代に多いとされていますが、小児から高齢者まで幅広い年代で発症する可能性があります。決して珍しい病気ではありません。適切な治療を受けることで、多くの方が症状の改善を期待できます。「性格だから仕方ない」と思わず、早めに精神科や心療内科へ相談することが大切です。
